【イベントレポート】『怪獣脳presents 調布怪獣ナイトvol.1』


こんにちはLockUPスタッフの堺(さかい)です。

2018年9月2日(日)LockUP調布支社【紗ら+】にて、スペシャルイベント『怪獣脳presents 調布怪獣ナイトvol.1』が開催されました。

【9/2(日)のマスター】中沢健&寒河江弘 「怪獣脳presents 調布怪獣ナイトvol.1」

『怪獣脳』とは、UMA研究家で怪獣にも造詣が深い中沢健さんと、フィギュア作家で怪獣映画美術スタッフでもある寒河江弘さんが結成した、「ただ怪獣の事だけを考える」ユニット。

怪獣界隈では知る人ぞ知る存在のお二人が「調布のご当地怪獣を考える!」をテーマに熱く語り合うとあって、店内は満員。
しかも、実際に特撮作品に出演されている俳優さんや、映像制作の第一線でご活躍の方々もお客様としていらっしゃっていて、なんとも濃厚なイベントとなりました。

怪獣総進撃な町、調布

スーパーX2のテーマに乗って登場したお二人。まずは調布の怪獣スポットを紹介してくれました。

特撮作品を支える造形物の制作会社を紹介しつつ、寒河江さんが特撮の仕事に携わるきっかけとなった当時の思い出話を聞かせてくださったり、調布駅の怪獣壁画、大映撮影所に鎮座する大魔神、マンホールの蓋のガメラなど、調布のあちこちに生息する怪獣を写真とともに紹介してくれました。

なかでもとある駐車場にひっそりとたたずむ、やたら出来の良いゴジラのオブジェにはテンションUP!

調布といえば水木先生の鬼太郎が有名ですが、それに負けず劣らず、怪獣スポットがたくさんあることを知りました。
怪獣ファンには散策のしがいのある街ですね。

ボクが考えた調布怪獣

調布の怪獣スポット話が終わり、いよいよメインの「調布ご当地怪獣」です。

『怪獣脳』のお二人がそれぞれ考えてきた調布怪獣を3ラウンドのバトル形式でプレゼンするという趣向でスタート。
その熱量もさることながら、お二人の軽妙なトークもあいまって会場は終始笑いに包まれていました。

印象的だったのは、披露される怪獣たちが、ただ単純に調布にちなんだ何かを盛り込んだだけではなく、それぞれちゃんとバックボーンやストーリーが設定されているところ。

調布市は若者の人口比率が高い → 新しいファミリー層が増えている → ところが調布市内の某ファストフード店数が減っている → 中略 → これはきっと、某ファストフード点に恨みを持つ怪獣の仕業に違いない! 等々…。

実在の生物なら、環境に適用した結果とかなんとか、身も蓋もない理由で存在していたりするものですが、人間の創造の産物である怪獣には物語や人格が宿るんだなぁ、なんて妙に納得してしまいました。

ちなみに↑は、寒河江さんプレゼンの、神代植物公園で見られる世界最大級の花「ショクダイオオコンニャク」が怪獣化したもの。
触手はビオランテ風味、後ろに伸びた葉っぱはスフラン(in 多々良島)っぽい!オールド特撮ファン歓喜の作品でした。

一方、会場が一番ざわついたのが、中沢さん考案の某レトルトカレーの箱に擬態して少女(なぜか少女限定)を食べるというブッとんだ設定の怪獣。
さすがに写真の掲載は控えますが、実際のの〇〇カレーの箱で作った怪獣は、ご本人のキャラクターそのままのキュート?な怪獣でしたよ。

他にも、関係各所からお叱りを受けそうなキワドイ設定の怪獣や、中沢さんがプレゼンで使用した多摩川の風景写真にUMA(らしきもの?)が写り込んでいてご本人もビックリというハプニングもあったりで、とにかくあっという間の3時間でした。

なんと調布怪獣が【紗ら+】に襲来!

イベントの最後に、寒河江さんが店内の壁にカッコイイ調布怪獣を描いてくれました。
前述のファストフード店に恨みを持つこの怪獣で、何気に調布市の形をしているところがミソ!
みなさんも【紗ら+】を訪れた際は、ぜひ探してみてくださいね。

終始大盛り上がりだったこのイベント。第2回もあるらしいのでご期待ください!!

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